改修工事レポート(8)「シーリング工事 その後」
シーリング工事 その後
立冬を過ぎ、暦の上では冬になりました。
工事現場は空調がないので夏は暑く冬は寒い環境ですが、そんな中で頑張ってくださる現場作業員の方々のおかげでホール棟の改修は順調に進んでいます。
諸々順調です
エントランス部分は、いよいよ終わりが見えてきました。
今月2週目中には天井内部の鉄骨補修・ダクト補強を終え、あとは取り外したパネルを元に戻せば一通りの作業が完了。
青いシートをかぶって鎮座する姿がすっかりお馴染みの高所作業車も、役目を終えて撤収となります。
11月中の完成を目処に工事を進めていますので、今しばらくお待ちください。
多目的ホールホワイエでは、先月到着した新しい天井を据え付け中。
今月下旬には仕上げを終え、仮設足場の撤去作業に入る予定です。
内部も補強材の取り付けなどが終わり次第、天井内の足場を撤去し次の工程へ。
また先月詳しくお伝えした舞台機構は、スノコに滑車を設置しワイヤーを張って、順次バトンの吊り込みを行っていきます。
小ホールは既存鉄骨の補強を今月いっぱい、並行してスプリンクラーの配管・ダクト補強などを進めます。
屋上シーリング工事
後発工事4件もすべて着工し、中でも屋上のシーリング工事は早々に作業を終えました。
幸い天候に恵まれ、スムーズに進めることができました。
before → after
パッと見では違いがわかりません。近くに寄って見てみましょう。
before → after
継ぎ目に入っているゴム状の部分。
これが前回のレポートでも軽く触れた「シーリング」です。
「sealing」とは日本語で「封をすること」。
つまり、外壁などの隙間に封をして水の侵入を防ぐ目的があり、一般的な住宅でも広い用途で使われています。
一見地味に見える部分ですが、水気は建物全体の劣化にも繋がるため、定期的な打ち直しが必須。
また地震が起きた際には衝撃を吸収し、外壁にヒビが入るのを防ぐ役割も持っています。
このほか、トイレは改修に向けて既存の衛生器具を撤去。
監視カメラ類は配線や設置準備を進めており、自動火災報知設備は会議棟の塔屋部分から4階までを11月中に更新する予定となっています。
今回は以上です。
次回は「舞台照明」についてレポートいたします。