改修工事レポート番外編「全国安全週間」
全国安全週間(7月1日~7日)
毎年7月第1週は「全国安全週間」。
職場の労働災害ゼロを目指し、今年も全国各地で安全意識向上に向けた取り組みが実践されました。
当館でも、安全週間にあわせ、安全に対する意識を高める目的でスローガンを掲げました。
「目配り・気配り・思いやり 気になる時には声掛けて みんなで意識 “KY(危険予知)”活動」
職員みんなでスローガンを唱和(朝礼にて)
また、7月3日には我々にとって令和初となる避難訓練を行いました。
当館は現在ホール棟(多目的ホール・小ホール)の改修工事中のため、工事現場の作業員を含む「350人のお客様が在館中」と想定。
ただシミュレーションするだけではなく、実際に作業員のみなさんにご参加いただいたことによって、よりリアルな訓練になりました。
今回は火災・地震の2パターン、2回に分けて実施しました。
火災・地震の発生と同時に火災報知器やJ-ALERTが異常を検知し、全館にアナウンスが流れると、
すぐさま館内防災センターの常駐管理員から連絡が飛び、消防隊長・副隊長が各職員に担当箇所へ急行するよう指示。
防災センターを本部として情報を集約し、職員が館内を駆けめぐって順次お客様を避難場所へと誘導しました。
実際の有事の際にもご来館の皆さまを安全に誘導できるよう、今後も更なる安全意識の向上に努めてまいります。
またこの日は、AEDを用いた救急救命講習も実施しました。
国内の死亡原因のうち2番目に多いのが心臓疾患で、その数は年間約18万件。発症すれば処置が1分遅れるごとに生存率は10%低下すると言われています。
迅速な初動対応が叶うよう、当館では職員を対象にこうして定期的に講習を行い、手順を確認しています。
予測困難な災害や病気に対処するためには、施設の整備はあくまで前提。そこで働くスタッフ自身も日々スキルアップを図り、万全の態勢で来年3月のホール棟営業再開を迎えられるよう努めてまいりたいと思います。