改修工事レポート(1)「どんな工事になるの?」

改修工事レポート(1)「どんな工事になるの?」

 米子コンベンションセンターでは現在、施設の大規模な改修工事のため多目的ホール・小ホールを一時休館としています。「でも、今までと何が変わるの?」「どんなところが便利になるの?」……そうした疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。そこでリニューアルオープンまでの約9ヶ月間、少しずつ生まれ変わっていく当館の様子を随時発信していこうと思います。時にオフィスから、また時に工事現場から、月に一度のペースでお届けしますので、ぜひ完成までお付き合いください!

 

今回は館長がインタビューを受けていますので併せて掲載します。

 

 

―よろしくお願いします。早速ですが今回の「特定天井耐震改修工事」、そもそも「特定天井」って何ですか?

館長=いくつか条件はありますが、基本的には「高さ6m以上、面積200㎡以上、1㎡あたりの重さが2kg以上の吊り天井」のことを指します。平成25年に国の定めたガイドラインで、ホールの天井もこれに該当します。

 

―その天井を、地震に強くするための工事ということですね。

館長=はい。鳥取県全体で少しずつ対策を進めていましたが、3年前に発生した鳥取県中部地震で、公共施設の吊り天井が一部落下する事態が起きました。県で早急な対処を要すということになり、現在当館をはじめ10箇所以上の施設で整備が進んでいます。

 

―地震、怖かったですね……。

館長=当館の創立2年目には西部地震も発生しました。当時私は県の職員として厚生病院に勤めていましたが、米子の自宅では余震が続いてなかなか寝付けなかったことを覚えています。

 

―2000年ですね。コンベンションセンターに被害はなかったのでしょうか?

館長=どちらの地震でも無事でした。本体の耐震性は万全と言えるので、あとは天井部分がクリアできれば、全く安心・安全にご利用頂けるものと思います。

 

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―見た目に大きく変わる部分はありますか?

館長=天井耐震改修については大きな変化はありませんが、確実に頑丈なものになります。また分かりやすい変化としては、一部休館を機に、創立20年を迎えた施設内設備の刷新も同時に行います。監視カメラの設置による防犯対策や、長らく要望のあったトイレの改修など、利便性の向上は大いに実感して頂けると思います。

 

―なるほど、ありがとうございました。最後にメッセージを一言お願いします。

館長=9ヶ月のホール休館で、皆様にはご迷惑をおかけします。その間ハード面の安全性確保と並行して、様々な研修を実施し職員のスキルアップを図っていきますので、どうぞご期待ください。また会議棟は通常通り営業しておりますので、ご利用お待ちしております。

 

今回は以上となります。引き続きオープンな情報公開に努めていきますので、どうぞよろしくお願いします!

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