改修工事レポート(11)「新春!工事担当者インタビュー~前編~」
新春!工事担当者インタビュー~前編~
少々遅めのご挨拶ですが、明けましておめでとうございます。
旧年中は6月より始まった改修工事へのご理解とご協力、
また会議棟のご利用等、変わらぬご愛顧をいただきありがとうございました。
お陰様で工事は順調に進み、天井の耐震化をはじめ大半の工事が1月中に完成する目処が立っています。
多目的ホール内では舞台吊物機構の調整中。左下に機材が見えます

今月のレポートはインタビュー形式で、前編・後編に分けてお届け!
工期の始めからおこなっている、
- 「特定天井対策工事(建築・機械設備)」
- 「特定天井対策工事(電気設備)」
- 「舞台吊物機構改修業務」
- 「舞台照明設備改修業務」
の主要4工事をご担当いただいた企業からお一人ずつ、感想や今後のスケジュールをお聞きしました。
前編である今回は、建築・機械設備工事を担当いただいた、株式会社松本組の金氏康輔さん、
電気設備工事を担当いただいた、有限会社斉木電気設備の天野普さんへのインタビューです。
―では建築・機械設備から、半年間を振り返ってみてのご感想は。
金氏康輔さん(以下、金氏):既存天井に対しての耐震対策補強を行う工事で、はじめて使う部材や施工方法があり、とても勉強になりました。
―苦労された部分はありますか。
金氏:設計図と現場状況を照らし合せて、施工方法の検討等を行いましたが、実際施工すると現場での調整が必要であったりと、うまく全体がつかめない現場でした。
―どう対応されたんでしょう?
金氏:都度、担当設計の方と連絡・打ち合わせを行い、状況に応じて納めることができました。
―細かなやり取りが鍵ですね。電気設備のほうはいかがでしたか。
天野普さん(以下、天野):舞台照明・舞台吊物機構との工事が初めてだったので、作業工程のすり合わせがうまく行かなかった部分はありましたが、ほぼ工程通りに作業を進めることが出来ました。
―特に気を使った点はありますか?
天野:軽量天井の工事で、天井に負荷のかからないような照明器具やスピーカーの取付方法には苦労しました。
―耐震性確保の徹底ですね。全体会議でまめに工程を相談しておられたのが印象的でした。
多目的ホールホワイエ
6月 ⇒ 1月
⇒
軽量天井に交換されました
―両工事とも、残る作業はどんな内容でしょう。
金氏:工程としては足場解体作業・美装作業・既存物復旧作業を、また測定類は音響測定などを予定しています。
天野:電気設備は照度測定のみとなりました。
―いよいよ大詰めですね。無事完成することを楽しみにしています。
―最後になりますが、利用者の方にメッセージなどあれば。
金氏:利用者様におかれましては、工事期間中ご不便をおかけしました。
今回の耐震対策工事により、より一層安全に多目的ホール・小ホールをご利用いただけますので、今後ともよろしくお願いいたします。
―ありがとうございました。
以上、今回は県内に拠点を置く2社からにお話を伺いました。
インタビューにご協力いただいた金氏さん、天野さんありがとうございました。
次回後編もお楽しみに。
<次回>
工事担当者インタビュー~後編~
「舞台吊物機構改修業務」三精テクノロジーズ株式会社の辻本さん
「舞台照明設備改修業務」東芝ライテック株式会社の仲本さん